さて、さて
まるで流れ作業のように検査前室とやらに看護士が来て名前を呼んでいく、ほどなく私も呼ばれると、ドキドキと心臓の音が早くなり高鳴ってきた。
「きっと血圧もかなり高いぞ」と横目で血圧計を眺めるが、もうすでに検査用のベットに寝かされているから、もう　まな板の上でただただビクビク。
さて今度は本当の検査室にベットごと運び込まれて点滴をされる、やさしそうな看護士が血圧をはかる。「はじまる寸前に麻酔を入れますから、楽にしてて下さい」
と言葉が終わらないうちに私の番がきたようだ。
ドクターは声からして若そうだ、後ろ向きなので顔は見えない「始めます」と言うと看護士は「血圧が、、、」と言う。きっと高かったのだろう。
自動的に計る血圧計が腕に巻かれているので、ドクターは覗き込むようになにやら見ていたが「では始めます」看護士が「麻酔が入ります」と言うと直ぐに意識が朦朧として来た、これが麻酔に掛かった状態なのかと関心している内に時間の経過が分からなくなる、声や音は聞こえている、痛みはまったくない。　　　
不思議な世界だ！！
お腹の中で機械がギュジュ、グッジュと動いている感じがするが痛みはまったくない。まもなく終わったらしく、「前から指摘されていましたポリープとりましたから」という。
それで検査終了。しばらくして点滴の液がなくなるのを見計らったように看護士が来る。「今日はこれで終わりです。帰りに今度の予約と会計をして下さい」と言う
いったい何時だろうと時計を見るとすでに午後4時を回っていた。検査前室に入ったのが1時半頃で準備時間は20分位だったろう、すると2時間近くウトウトとしていたのか、と思う。

受付での会計の際に注意書きをわたされた、2,3日は無理な運動や身体に負担をかける事をしない事、会計の内容を見るとなんと切除手術となっているのだ。
そして約3万円近くを払い、帰りの徒につく。その後受付より細胞の検査料が入っていなかったので再診の時に払って下さい」と丁重に詫びられた。合計３３０００円という事になった

2週間が過ぎて結果の再診に行くと、待合室では内心ドキドキ、ビクビク
でもにこやかな４０代の検査をした先生がPCの画面に映し出した画像を見ながら「大丈夫でしたよ、又来年の今頃検査しましょう」と言って、この物語の　てん末　となったわけです。

そして　また、また
健康で質素だけれど、不自由しない生活と自由な時間があって幸せを感じるこの頃です。