平成15年11月のひと言

11月1日
言葉とは面白いもので、同じ言葉でも発する人によっては、ユーモアになり嫌味になりわがままに聞こえたりする。11月1日の朝日新聞の付録版に言葉の達人という題で内田百聞が日本芸術院会員への推薦を「イヤダカラ、イヤダ」と言って断ったのが出ている。内容をよんでとても面白くなり最後まで読んでしまった。この人だから言えた言葉だそうで日頃から、偏屈、へそまがり、わがままな形容が良く似合う人で、新聞によると「周囲がこの人らしいと笑ってゆるせる人格がそなわっている証だ、心と裏腹な言葉で対面を保ちがちな、未熟者ものには、うらやましい限りだ」と締めくくっている。急に百聞さんの本が読みたくなったのは、おばさんもやっぱりへそ曲がりか?
11月4日
物事の断り方には色々と頭を悩ませる、時々用事を作ってはお断りをするのだが、あまり断ると、今度はお誘いがなくなるから、それなりのお付き合いをしたいと思うのは私だけかな?まず曖昧はいけない、へんな断り方もいけない、目に見える嘘もいけない。OKをしていて、寸前に断るのはもっと たちが悪い。時と場合によっては本当に断らなくてはならない場合と、したくない、行きたくない、参加したくない、そんな時はどんなふうに断ったらいいのか、嫁、姑問題と同じく、永遠のテーマか?なんておばさん、そんなくだらない事を考えて、へんなおばさん!!
11月5日
子供って思いがけない事をするんですよね、先日孫と外で遊んでいると、小さなブルドックのような犬が散歩していましたら、なんと3歳の孫が足で蹴ったんです。犬には当たらなかったのですが、普段は静かな子なので、びっくりでした、どうしたのでしょうか。そしておばさんは昔の事を思い出したのです、息子がやっぱり3歳くらいの頃でした、お祝いの席でお料理のお椀の蓋を息子がなんと目の前の人に投げたのです。おとなしい子でとてもそんな事をするなんて、考えられなかった事でした。なにか気に食わない事でもあったのでしょうかね!!今でもあの時の事を思うと、とっても不思議なのです。
11月6日
NHKで言葉のおじさんと言うアナウサーさんのお話です。初めてお目にかかる、アナウサーです。「気の置けない人」とはどういう人かと言うのです。そう言われれば真剣に考えた事が無かったな!その反対は「気の置ける人」という言葉もあるそうです、が 気とは精神的な意味合いで解釈して心を意味し 置く とは物と物の間に置くと解釈すると、気を使わないですむ人〔置かないのだから〕気軽に付き合える人 という意味なのだそうです。反対に 気の置ける人とは なにか隔たりを置かないと付き合いにくい人なのだそうです。おばさん勉強不足だから今まで考えた事がなかったけど、これからこの言葉使いたいな、、でもこの言葉って使いにくい 気の置ける言葉 だな!!
11月7日
ある有名なPC教室からのダイレクトメールが来た、内容は、「パソコンはもう避けて通れなくなりました。」パソコンを始めて下さいという、5年前初めてパソコンを購入して始めようとした時、とても独学では覚えられないと思って、その教室の受付に行った事があった。でも費用のあまりの高さに驚いて、入学を断念した教室からである。その中にいつまでも覚えられない5つの理由!!として
1、いつか、本を読んでパソコンを覚えようとしている。
2、両手を使って操作しようとしない。人差し指で満足している。
3、パソコンは5時間や10時間という、短時間で覚えられると思っている。
4、人に教えられる事が苦手でこっそり夜覚えようとしている。
5、始める、始めるというだけで、なかなかパソコンの前に座らない。
という内容である。2番だけは片手しか使わないでも、できる様になると思うのですがあとの4項目は そうかな と思うおばさんです、そうかと言っておばさん、まだまだ分からない事が一杯あって、いつまでも この機械を大事にして老後の時間過ごしをしたいと思っているのです。
11月8日
夫がインフルエンザの予防注射をしに出かけたので、私もはじめてだが、受けてみようと思い、医院に出かけた。いろいろと質問表に書き込みをして料金を払う時「4500円です」と言う、エッ、夫は1000円だと言うのに、幸い知り合いの受付穣だったので「1000円じゃないの」?と聞くと「65歳以上からなのよね、」と言う。ここまできて止める訳にも行かず、、、すると受付穣は「止める?」と小さな声で聞くからどうしようかな、と少し迷い気味でいると「私もしてないよ」と言う。「運良くこのワクチンが流行すれば、当たりだけどもし違う菌が流行したら はずれ って事になる」というのである。さてどうしよう。数秒の間に、決心したのは、取り消しのおばさんであった。
11月10日
先日の夕方ちょっとした、仕事から帰って来るとき、路地の横のほうから懐かしい匂いがする、焚き火の匂いである。いつも通らない道を入ってみると子供が二人と、お爺さんが道路の枯れ草を集めて燃やしていた。子供は珍しそうに見ている。私をみるとそのおじいさんは、昔はよく焚いたものだ!と言ってニコニコ顔であるが、通り過ぎようとすると、どこからか、若いお母さんが出てきて、「危ないから家に入りなさい」と言う。そうか昔はここで、サツマイモなど持ち寄って、楽しんだものだが、今はそれ程の空き地も広さも無いところで、火をもやしたら、危険だ。時代の違いを感じ、昔の匂いをちょっぴり嗅いだひと時でした。
11月11日
9日は衆院議員の選挙であった。合併した民主党が議員数を増やして、管代表は声をからしての満面の笑みが印象的であった。さて私家族が応援していた若い女性立候補が始めての当選をはたし、あまり、関心のない私も朝の新聞には熱心にその候補の当落に関心を寄せた。選挙の日会場では出口調査があり、「よろしかっら、どなたに投票されたか教えてください」と、出口調査をしておりましたが、「内緒です」と断わりましたが、これがかなりの正確で出るとのこと。これって、誰が費用をだしているのでしょうかね。?
11月12日
昔のドラマを昼間放映している。懐かしい顔に出会える時なんとなく嬉しい気分なる。夫は最近毎日日曜日になって、一日を我家劇場で楽しんでいるが私も時々はお付き合いで見ている「あの人、、若いときの誰々だね、、」と二人で言いながら眺めている。今有名な俳優になっている人は若いときも芸は達者だね!などとそんな会話が続く、これから、この先二人でどんな会話をしながら過ごすのかと思うと、なんとなく侘しい気持ちになるが、生来の楽天おばさん、あまり考えないように、ケセラセラで行こうと今日はいつものおばさんではない気分でいるのです。
11月13日
明日は同期会が田舎で行われる。昭和30年卒業で63歳になる、おじさん、おばさんが出会うのである。幾つになっても、子供の頃の思い出はお互いに同じ時代、同じ場所、同じ環境が素直に童心帰してくれ、懐かしく思い出話を盛り上げてくれる。不思議なもので、人の顔って、子供の顔に歳を重ねた顔と、まるで面影を残さない見分けの付かないほど変わってしまう顔とがある。でもそれぞれに人生の味を残して歳を重ねる。おばさんはどっちかな。気難しい夫に、苦労して歳を重ねたからな、、、ホ、ホ、ホ、、、、
11月17日
暫くお休みしましたが元気です。このページは私が高齢になって自分がなにもできなくなった時にゆっくり読んで、思い出を楽しもうと思ったのが始めですが、自分に科せた義務のようなものですが、それなら、皆に読んでもらおうと、厚かましくも、公開してしまおうと思い立ったのがこのコーナです。14日と15日は田舎で同級会で懐かしい顔にあって来ました。
11月18日
同級会では40名の参加があり今回の計画は町に良質の温泉が湧き出て町営の温泉施設が出来皆で入ってから、唯一つの町の旅館で宴会となりました。宴会のみの町人と他県に住む者などそれぞれの参加でしたが、深夜まで賑やかなひと時となりました。顔とは不思議なもので、子供の頃とほとんど変わらない人とまったく顔形が変わってしまう人とがいる。私はどうやら変わらないのである。40年ぶりに会う人が一目で名前を呼んでくれるって嬉しいのだが、変化がなくてつまらない訳でもない。今日は何が言いたいかと言うと皆なから、若い、若いと言われたので自分が若く見られたのが嬉しいので遠まわしに表現しただけでーす。、ホ、ホ、ホ、ホ、、、、それにしても120名ほどの仲間にもう10名に別れを告げた事は寂しい事です。
11月19日
先日近くに大型の電気店が開店した。スキャナーが欲しくて早速行ってみると物凄い人で店員に尋ねようにも、捜すのに一苦労でした。色々と見ていると複合機に行き当たり、それが欲しくて値段の交渉を始めたのですが、そこでまてよ、、おばさんは考えた。まず違う店で見てから購入しようと、電気店では結構値段は交渉次第で少し安くなるのです。どこ何処は000円だったよ、と言うとそれなりに安くする。それだけ儲けの幅が大きいのでしょう。その複合機は今私の一番のおもちゃになったのですが、こんなに便利な道具の値段に比べてなんと、インクの高い事、もしかして付属のものを高くして、機械との調整をとっているのかと考えたのですが、複合機が34000円でインクが6色で5700円でした。
11月22日
想像すると可笑しくなるのだが、92歳の姑がいつも歯を入れるのを忘れる。「歯は?」と聞くと忘れたといって捜しにいくが、洗面台にあったり、部屋にあったりして、いつも歯っかけのまま、スースーとした話し方でわたしなど慣れているから、それなりに対応できるが、夫などは聞こえないから、早く歯をいてて来い!という。それで私は想像した、幸い私は入れ歯がないが、あと10年もしたら、年寄り三人でスースーした話し方で他人がみたら可笑しいいだろうと、想像したしただけで可笑しくなって、しまったが、よく考えて見ると10年後102歳になっている姑である。
11月23日
NHKの課外授業という番組がある。色々な分野で活躍している有名人が出た小、中学校でその方の得意分野で授業をするのだが、先日作詞家の秋元 康先生の課外授業である。テーマは 夏休みの思い出 というテーマで作文を書くのだが、生徒のほとんどが、夏休みの思い出 という題か、この中の何かの文字を使って題としているのを、先生がその文を生かせるように指導している。それぞれに題を工夫して付け直してくると、素人の私でさえ、なるほど  とうなづける、のだが、ここでその題を忘れてしまって、書く事が出来ない、題によって人に与えるインパクトが違うって事を書きたいのだが、すっかり忘れてしまった、おばさんである。
11月24日
10年前 会社を辞めてから毎日が日曜日になってからというもの、時間や曜日や、日常の明け暮れにうっかりしているとまるで自分には関係なく過ぎていく時が、あった。それではいけないと感じる時もあった。当たり前のこととは思うけれども、長年の通勤や疲れ、そしてその対価としての給料が自分の生活を潤してくれる元となる事に慣れきってしまってあまりありがたみを感じなくなっている時もあったが、又違う時は、無給と、働く事の出来ない無力な自分に情けなく感じながら、毎日規律のない生活が良いのか、悪いのか、気がついてみれば、この二、三日何もしなかった事に、世の中から取り残されてしまった、喪失感が自分を情けなく、寂しくする。そんな時を乗り越えて今62歳を迎えているおばさんが、最近になって、まだまだ若いと、これからでも頑張れると、、自分にそう言っている、もう一人の自分がいるのは、なーんでかな??
11月26日
電車に乗って目の前に化粧をしている若い女性がいた、どうやら下地から塗って今はアイシャードを塗っている所だ、私が気がついたときは頬に刷毛で鏡に向かって話しかけるように、ののじに回している最中である、あまり見ていると悪いので目をそらしていたが、なんとも気になってならないが15分ほどの乗車中に壁塗り完了、スゴイ!!きっと時間を無駄に使わないようにしてるんだ!おばさんはそんな風に考えたのですが、、、。
11月27日
今日は旅行についての考え方を書いてみました。人間っていろんな物を求めて旅に出ると思うんです。安らぎだの冒険だったり、思い出作りだったり、又その思い出を求める旅だったり、いろんな目的で出かけると思うんですけど、それぞれ違う目的が、その目的に合った旅がその人に合ってるって事になるんだけど、別に目的がなくったって良いと思うんですけど、ただボーと出かけて好みの景色に出会って、リフレッシュして帰ってくるなんて旅も又ステキな旅って事になる。
私はそんな気分によって寄り道する、右から左に方向を変えて、電車にのるなんて旅一度はやって見たいと思っているんですけど、、以前〔10年以上前〕時間が自由になったら一人旅をぜひして見たいと思っていたのが、さて自由が出来て実行しようと思ってもなかなか出来ない。勇気が無いですよね、一人でなにか あったら大変だとおもうと、それだけで出来ない。なんとも情けない自分に、今はあきらめて、夫と車で、又はツアー旅を友達と年4,5回一泊か二泊、せいぜい長くて三泊で出かける。昔の夢も今は普通のおばさんと同じコースで出かける。そんな夢の旅を諦められないおばさんが、寝言を言って、いるこの頃なんです。
11月28日
先日昔の知り合いから電話があった。いままで音沙汰なしの人でしたので何事かと思いましたら、昔の会社仲間の電話番号の問い合わせでした。私が退職したのは11年も前のことでした、もうすでに名簿もなく、なにもかも捨ててしまいましたので、番号は分かりませんでしたが、懐かしい声に嬉しくなり長電話となりました。懐かしい時を電話口から、少し嬉しい時間を過ごしました。
11月30日
今年もあと一ヶ月となりました。また来月も自分に課せた義務として、、先日の国会答弁では選挙の投票の事で偉い方がこのように答弁してました。投票率が低いのでなにか、対策を、、、という質問で「投票は義務とは思ってない、これは国民の権利なんです」とね。では又来月も宜しく